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朧兎

 千の桜が連なる並木道、その外れは小高い丘に繋がっていて晴れた夜には月がよく見える、そこには生まれ故郷を思って空を見上げる朧兎が住み着いているという。

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Rabbit

朧兎 Oborousagi

『春に朧月。夜の霞を晴らす一陣の風。日々是宴也』

月に住む兎が人の身を借りて降りてきた、春の化け物。一部の地域では花や月、ひいては春を齎す神として祀られており、それに見合う思慮深さ、公明正大さを備えている。人情に理解を示しており、そのためか感情表現が非常に豊か。綺麗な蝶を見つけて喜んでいたと思っていたら、逃げられてしまってしょげかえったりくるくると表情が変わる。華奢な童子の姿をしているが、小柄な体型に見合わず張りのある声を響かせ喋るとか。桜の木を根城にしている。